こんにちはトロッコです。

残暑厳しい9月やハロウィンの広告があふれる10月に、ネット上で『おせち料理』の広告がチラチラ見えてきませんか?

今や定番となりつつある9月からの『おせち料理』予約開始。
年末までは、まだまだ期間があるのになぜ?

おせち料理の予約はなぜ9月から開始されるの?

おせち料理を早く販売開始する理由を需要と供給の観点から見ていきましょう。

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みんな、お正月におせち料理食べる?

さまざまな日本伝統文化が廃れていく中、お正月は多くの職場で年末年始休日があり、決して忘れることがない行事の一つですよね。

ところで、皆さんはお正月におせち料理を食べますか?
おせち料理に関するアンケート(クロスメディア社)によると、


おせち料理に関するアンケート
おせち料理に関するアンケート 結果グラフ


資料引用:クロスメディア


77%がおせちを食べる予定と言う統計データが出ています。

どうやらお正月におせち料理を食べる文化は、まだまだ健在のようで、おせち料理は日本においてはまだまだ需要のある習慣となります。


お正月には、おせち料理があると嬉しいですし、あってほしいですよね。時代は変わりつつありますが、おせち料理を食べる習慣は、なかなかすたれないようです。

マーケティング女子




おせち料理はいつ予約するのがお得?

昭和の時代は、おせち料理と言うと家庭で手作りが当たり前の時代でした。
しかし今は働く女性も増え、おせち料理は買うモノという考えが浸透しつつあります。

このような背景の中、
おせち料理を取り扱う企業にとって、おせち料理の商戦スタートは9月~10月からと早くなってきています。

一方、購入者がおせち料理を検討し始めるのは、10月末~12月はじめとなり、需要と供給にズレが発生します。

おせち料理の予約・購買ピークが12月であるならば、供給側としては、この時期は価格を安くせずとも自然と定価で売ることができますよね。

つまり、

売り手の狙い

12月におせち料理を予約する=定価で購入される

は、当たり前のこととなり、価格も希望小売価格で堂々と販売することができます。

売り手としては、当たり前の時期に、当たり前の価格で商品が購入されるのは嬉しいことですが、

・販売量をさらに拡大したい
・個数をある程度確定しておきたい


という狙いは、売り上げ拡大・生産量把握としては握っておきたいところです。

ということで、売り手としては買い手に対し、いかに多くの人たちにおせち料理を売るかを考えていくわけです。

買い手へお得感を訴求

先ほどのグラフでも出てきたとおり、おせち料理を購入する人は77%です。
おせち料理を購入するのであれば、どうせならばお得に購入したいところです。

消費者向けには、
9月、10月におせち料理予約販売を開始、
しかも早割付き。
だから早く買った方がお得だよ。

という戦略に至り、おせち料理販売が9月、10月と早まってきているわけです。



ECサイト おせち料理特集の競争

9月、10月ともなると、12月おせち料理販売最盛期の数か月前。
おせち料理予約は早くした方が割引があってお得だよ作戦
をスタートしたおせち取り扱い店は、9月より戦々恐々と商戦をスタートします。

まだ残暑厳しい9月の最中、この時期はおせち料理販売の主役は店頭ではなく、ネット!
ECサイトからのおせち料理予約の開始で広告をどんどん売っていくべく大手ECサイト各社は、9月に入ると『おせち料理特集ページ』を立ち上げます。


大手ECサイトのおせち料理商戦

アマゾン
おせち料理特集2019

楽天
おせち特集2019

Yahoo!ショッピング
2019おせち&海鮮グルメ特集


大御所ECサイトは、集客できる力を持っているので、自社内の媒体力を持って、おせち料理特集へと誘導する仕掛けを入れてきます。



大手ECサイトのおせち料理商戦

ECサイトに限らず、デパートも負けじと9月から『おせち料理』に力をいれていきます。
以下はGoogle検索の『おせち料理』の検索結果となりますが、デパートの『おせち料理』予約戦争がすさまじい。


Google検索:「おせち料理 デパート」検索結果
↓  ↓  ↓
Google検索:「おせち料理 デパート」検索結果

三越、伊勢丹、高島屋の3強デパート間でのリスティング合戦がすさまじい!!

マーケティング女子









Google検索:「おせち料理」検索結果


Google検索:「おせち料理」検索結果

画像付きの広告ともなると、ECサイトのみならず、デパート、老舗料理店、個人店と更に激しい広告合戦となります。おせち料理は広告の力で売れるんですね。きっと。

マーケティング女子





いつもの年と違う老舗料亭のおせち料理

9月、10月にデパート、ECサイトから『おせち料理』を予約するのも良いけれども、早割の割引きが入るのであれば、京都の老舗店のおせち料理なども良いのでは?と調べてみましたのでご紹介します。


京都 老舗料亭のおせち料理


まとめ

今や、おせち料理は家庭で作るものでは無く、購入するもの。どうせ購入するのであれば9月、10月に早割予約する方がお得です。
おせち料理のような時期を早めて商品を売る戦略は、ほかの定番商品にも使える可能性ありです。



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